昭和54年(1979)

○ 2月 5日 岩内体育協会創立20周年記念式。
○ 2月17日 泊発電所 海象調査のやり直し申し入れ  北電 から 岩内郡漁協ほか関係漁協
           理由 ① 原子炉が1基から2基になることによる取・放水の影響評価。
               ② 専用港湾建設に伴う埋立による付近の実態変化と影響評価。
               ③ 取・放水による漁業資源影響低減の方策検討。
                 調査の内容 1.海水温、海そう類、底生生物、魚、卵、稚魚、プランクトン等の生息状況。
                         2.温排水の拡散範囲。
                         3.専用港湾建設影響評価。
                         4.輸送船舶航行影響評価。
○ 3月21日 大型スーパー店「ヤマダイ」開店。
○ 3月26日 岩内町6つ目の町立保育所「中央保育所」の落成式。
          定員  120名、 障害児保育室も備える。
○ 3月27日 岩内地方じん芥処理組合ごみ処理場完工記念式。
          52年8月から工期2ヶ年で完成。
          総工費   7億円
          鉄骨造り一部鉄筋コンクリートシポレックス張り、地下1階、地上2階建て延べ
          1,800平方メートル。最新鋭の連続式大型焼却炉2基。
          粗大ごみ破砕処理施設完備。
○ 岩内岳山ろくの町有地でまた新泉源堀り当てる。
○ 4月 北海道議会議員選挙。
       岩内町  中川隆之、 初当選を果たす。
○ 4月 岩内町議会議員選挙。
       定員24議席に対して立候補者25人。
○ 町宮園地区運動公園の一部に「町民の森」ゾーンが設けられ、前町民に植樹の機会を開放。
○ 4月27日 岩内運動公園第一期工事完成。
       野球場、弓道場、テニスコート三面、遊戯広場、駐車場の5施設。
○ 4月27日 泊発電所 海象調査申し入れを延期表明。
       四ツ柳社長 米国スリーマイル島原発事故について ①事故原因調査 ②安全対策 の権威ある結論がでるまで延期。
○ 5月 岩内町議会議長に 青山 栄 選出。 副議長 笠原義雄。
○ 8月 「特別養護老人ホーム」と「働く婦人の家」の新築工事地鎮祭を行う。
○ 8月 札幌市、道立近代美術館で「生れ出づる悩み 木田金次郎展」開催。
○ 町内大和の外科医 石倉 肇、第31回保健文化賞を受賞。
     受賞対象となったのは、石倉 肇が開業のかたわら永年続けてきたアニサキス症の研究。
○ 9月 岩内町屠畜場閉鎖。
○10月 7日 衆議院議員選挙。
○10月12日 泊発電所「海域調査計画検討会」を設置
          ・ 参加対象 地元町村 ( 岩内、泊、神恵内 ) 漁協 ( 岩内郡、泊、盃、神恵内 )
                   北大水産学部、北海道指導漁業協同組合連合会、道水産部、道央水域
                    (財)海洋生物環境研究所、水産庁北海道区水産研究所、東海区水産研究所
          ・ これまでの北電の一方的やり方から、地元意見を反映させることが出来て、大きく前進したと評価。
          ・ 問題点 岩内郡漁協 参加態度を保留。( 最終的に参加 )
○11月 6日 岩内第二中学校新校舎落成並びに創立30周年記念式典
          新校舎 鉄筋コンクリート3階建  延  7,691平方
          総事業費   12億8,600万円。
○11月19日 泊発電所「検討会」での調査計画をまとめ、調査内容手方を示した調査計画案を漁協に提示。
          ・ 関係漁協も使えるデーターも採取する内容となっている。( 漁業振興計画に活用 )
○11月22日 道知事、岩内郡漁協に対し、調査協力を要請。
○11月24日 岩内郡漁協 原発設置反対対策委員会役員会(理事会)で、北電の海象調査受入れの結論を、伊野組合長に一任。
○11月30日 岩内信用金庫 新本店ビル完成、落成式。
           新店舗は白亜のタイル張り5階建て、高さ22.8メートルに達する同地方最大の建物。
○12月 3日 北電社長、関係4漁協に対し、正式に文書で協力を要請。
○12月 5日 海象調査受入れを決定。( 同意書提出 )
          ・ 同意についての考え方 ( 岩内郡漁協 )
            原発建設反対の基本的立場に変わりないが、海象調査については、長期的に漁業資源保護に必要な資料も盛り込まれており、更に、漁協の要望意見も反映されている。
          ・ 海象調査に対する漁協の要望
            1 古宇郡、堀株川付近でのサケの稚魚調査
            2 スケトウダラ幼魚調査
            3 調査水深40mまでとする
○12月13日  北電共和、泊原発建設の事前環境影響調査の一つ、岩内湾海域、海象調査。
           《 原子力発電所から出る冷却水(温排水)や専用港湾の建設がスケトウダラなど
            漁業資源にどんな影響を及ぼすか、などを調べるのが目的 ( 期間 原則 1年間 ) 》
○12月15日 岩内郡漁協の卸売市場落成式。
           水産物産地流通加工センター形成事業として作られたもので、港内の水質汚濁を防止するため荷さばき場の洗い水など排水を1日100立方メートル処理できる活性汚泥方式の新鋭排水処理施設を設けてある。
           建物面積  鉄筋コンクリート一部2階建  延  2,078平方メートル。
           総 工 費 4億965万円。
○12月25日 北海道新聞岩内支局の新局舎完成。