アワビの養殖に欠かせない、深層水の安定した水温 (岩内町)

今日は地域の特産品になることを目指して
岩内深層水であわびを養殖しておられる
岩内あわび養殖組合を訪ねました。

目指すところはどんなイメージですか?
「われわれの思いは岩内の特産品づくりさ。町の自慢をつくりたくてやってるんだよ。岩内町に来れば美味しいあわびが食べられる、いつ行っても新鮮なあわびが買える。あわびは高級食材だから、少々値段が高くても喜ばれるさ。あわびは岩内だねっ!てね。そうなって欲しいからこのグループも続いてて、今年で丸5年になるよ。」

深層水を使うメリットはありますか?
「深層水は水温が低いし、清浄だから、養殖にはとてもいい。けれどね、ここにはプロが集まってるけど、うまく行ってないところはある。あわびの餌もいろいろあるけど、やっぱり昆布が一番いいから昆布で育ててるけど、ときどき死ぬのもいて、まだまだ試験段階だね。一番大変なのは温度管理でね、去年の夏、本当に暑い日に水温が上がりすぎて全滅したんだよ。だから今では、毎朝その日の当番が来て水温をチェックしてるのさ。うまくいくように頑張ってるんだけど、なんとか町がこの思いを買ってくれて、町を挙げて協力するようになってほしいし、養殖の設備や扱うあわびの量も大きくしたいけれど、なかなかね進まないね。なんとかしていきたいね。」
ぜひ岩内のあわびが特産品になるよう頑張ってください。お待ちしています。今日はありがとうございました。

取材:令和3年3月22日