皆さん、こんにちは。岩内町長の木村清彦です。

まだまだ残暑が厳しい中、いかがお過ごしでしょうか。

活気にあふれた夏のイベントである７月の岩内神社例大祭、８月の第51回いわない怒涛まつりは、いずれも雨に降られるあいにくの天候となりましたが、町内外から多くの皆様に足を運んでいただき、大盛況のうちに終了することができました。心より御礼申し上げます。

９月は防災月間となりますが、本町では９月２１日に「岩内大火復興７０周年記念式典」が開催されます。古くから栄えていた本町は、７０年前の昭和２９年９月２６日に発生した岩内大火により市街地の８割を焼失し、多くの被災者を出す壊滅的な被害を受けました。

今年は岩内大火から７０年の月日が経ち、次第に実体験した方々が少なくなる中、町史に残る大災害の記憶と奇跡の復興を果たした軌跡を風化させてはならないとの思いから、記念式典を挙行し改めて被災された多くの方々に哀悼の意を表するとともに、岩内大火を知らない世代に継承したいと思っております。

本町は数々の苦難を乗り越え、たくましく発展してきた町です。今日の岩内町があるのは、先人たちの不屈の精神と計り知れない労苦があってのものです。伝統を大切に守りつつ、今を生きる世代だけではなく、私たちの子や孫、その先の世代が健やかに暮らすことのできる町づくりを進めてまいります。

岩内町長　木村　清彦