明治24年(1891)

○ 2月24日 御鉾内尋常小学校に勅語謄本下賜せらる。
○ 3月 高見常蔵、初めてキリスト教を伝導す。
     電信局長 加藤 孫三郎、 同技士 山田 稲三郎、 小学校長 林 駒太郎 等主唱となり、函館教会牧師 高見 常蔵 を聘し始めてキリスト教を伝導す。
○ 5月26日 函館教会より、 宣教師 ジョンワイヤ牧師来町。渥美旅館に於て説教。後述の7名に洗礼を授く。
     安達 定吉、佐々木 壱三郎、中村 菊二郎、小池 常吉、小松 朱四郎、疋田 伊三郎、佐々木 格次郎。 ( 同日前記7名を以て岩内美以教会講義所を組織す )
○ 4月1日 御鉾内尋常小学校を 「御鉾内尋常高等小学校」 に改む。
○ 11月30日 区裁判所庁舎落成 ( 明治23年類焼、岩内郡役所にて事務取扱 ) 
     建坪199坪、工費1495円。( 岩宇二郡誌 )
○ 金精楼建築成る。 ( 明治23年、 吉田 嘉蔵 金精楼を建て、同年焼失 )
○ 11月 南河旅館新築。吹上町に二葉座新築落成。
○ 8月 郡長、警察署長兼任の廃し専任署長を置く。
○ 御鉾内、野束、老古美、前田各小学校連合大運動会を壁坂附近に開く、生徒400名、参観者500余。 ( 樋口 忠次郎 )
○ 老古美村にて 渡辺 平吉、煉瓦を製す。 ( 樋口 忠次郎 )