学校長より
令和7年度の御挨拶
校長 大崎 未生
この度、令和7年度を迎え、35名の新入生を迎えました。全校生徒142名で、岩内第一中学校として最後の1年をスタートできることを大変嬉しく思います。
本校は、昭和22年に岩内町立高台中学校として開校し、その後「岩内第一中学校」と校名を改称して以来、今年度で開校77年目を迎えます。長きにわたり地域の皆様と共に歩んでまいりました岩内第一中学校ですが、今年度をもってその歴史に幕を下ろすことになります。そして、令和8年度からは町立の小中学校4校が統合され、9年間の小中一貫教育を行う義務教育学校「岩内中央学園」として、新たな一歩を踏み出すことになっています。
現在、開校に向けて町内の2つの小学校と2つの中学校では、岩内町が目指す「15歳の姿」として、『ふるさと岩内を愛し、志高く夢の実現に向かう』を掲げ、日々の教育活動を進めています。こうした4小中学校が足並みを揃えて取り組む教育活動、さらには義務教育学校の開校は、いわゆる「中1ギャップ」や不登校、いじめ、学力・体力の低下といった様々な教育課題の解決に向け、大きな力になると確信しております。
さて、岩内第一中学校として最後の1年となる今年度は、生徒たちが学校生活を通して、一中生としての**「誇り」を持ち、これまで関わってくれたすべての方々に「感謝」し、この先の未来に「希望」を持って歩めるよう、育成に力を注いでまいります。そのために、令和7年度は学校経営の重点目標を「一人ひとりの可能性を引き出す教育」**としています。
子どもの可能性は、何か一つでも輝き始めたら、それがきっかけとなって「芋づる式」に次々と開花していくものです。私たち教職員一同は、子どもたち一人ひとりの個性を深く理解し、常に寄り添いながらポジティブな声かけを続けてまいります。これによって、まだ内面に埋もれている本物の輝きを最大限に引き出せるよう、誠心誠意取り組んでいく所存です。
保護者の皆様、地域の皆様をはじめ、関係の皆様におかれましては、本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。そして、子どもたちを温かい目で見守っていただけたら幸いです。